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183系0番台は総武本線東京~錦糸町間の地下線及び房総東線(現在の外房線)の電化完成に伴い、急行列車の一部を特急列車に格上げするために製造されました。地下区間を走るため、運輸省(現在の国土交通省)が定めた防火基準「A-A 基準」を採用し、非常時の避難口として使用出来るよう前面は貫通構造になっています。多客期には他の編成と連結の上で貫通扉を開放し、中間車として使用されたこともあります。
クハ 183-21は新製から廃車までの34年間、一度も転属することなく幕張電車区に所属し、主に房総各線の特急列車(さざなみ・わかしお・しおさい・あやめ・すいごう)として活躍しました。
183系0番台の保存車両は日本全国でもここだけです。
製 造 : 日本車輛、東急車輛、近畿車輛ほか
製造年 : 1972(昭和47)年
製造車両数: 172両(0番台車)
軌間 : 1,067mm
電気方式: 直流1,500V
車両定員: 58人(クハ183形式)
最高速度: 120km/h
自重 : 41.8t(クハ183形式)
全長 : 21,000mm(クハ183形式)
台車 : TR69E
主電動機: MT54形直流直巻電動機
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置: 抵抗制御
制動装置: 発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
保安装置: ATC-5形
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