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キハ38形は日本国有鉄道が1986(昭和61)年から1987(昭和62)年にかけてキハ35形を改造する形で製造した一般形気動車です。主要機器はキハ35形のものを流用しつつ、軽量化と製造コストの削減が図られています。
登場時は高崎運転所に配置され、八高線でキハ30形やキハ35形と混在して使用されました。1996(平成8)年に同線の八王子~高麗川間の電化に伴い久留里線に転用されて2012(平成24)年の引退まで活躍しました。保存されているキハ38-1(元キハ35-152)は製造された7両のうちの1両で、1両は岡山県を走る水島臨海鉄道で現役で活躍しているほか、5両が海を渡ってミャンマー国鉄で運用されています。

 製 造 : 国鉄大宮工場、郡山工場ほか
 製造年 : 1986(昭和61)年
製造車両数: 7両​

 軌間 : 1,067mm
最高速度: 95km/h 
車両定員: 124人(座席定員54人)
 自重 : 31.6t
 全長 : 20,000mm
 台車 : DT22C(動力台車)
      TR51B(付随台車)
動力伝達: 液体式
走行機関: DMF13HS
制動装置: 自動空気ブレーキ

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