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【キハ38 1の塗装が終了しました!】

ポッポの丘で唯一の国鉄型気動車(旅客車)である「キハ38 1」の塗装修繕作業が終了しました。

キハ38形は、1986(昭和61)年と1987(昭和62)年に老朽化したキハ35形の台車・変速機を流用して車体を新製した改造車です。

便所付きの1~4、便所なしの1001~1003の7両全てが、八高線用として高崎運転所に配置されました。1996年、八高線八王子~高麗川間を電化し、非電化区間の気動車をキハ110系に置き換えることになり、キハ38全車両は幕張電車区木更津支区へ転出し、久留里線で使用されることになりました。

転用に際して塗装が変更され、東京湾アクアラインをイメージしたクリーム地(クリーム色1号)に青色(青20号)のストライプを施したデザイン「旧久留里線色」になりました。しかしながら、同年10月には薄いグレー地に青緑と青の帯を配した「新久留里線色」(たぬきバージョン)に変更されることになったことから、「旧久留里線色」塗装での運用はすぐに幕を閉じました。

現在、キハ38は5両が海を渡ってミャンマー国鉄で活躍しており、日本に残っている車両はポッポの丘の「キハ38 1」(キハ35 152を大宮工場で改造)と水島臨海鉄道様在籍の1003(キハ35 516を鷹取工場で改造)の2両です。

今回27年ぶりに「旧久留里線色」を復活いたしました。短期間運用だった貴重な塗装を是非ともポッポの丘でご堪能下さいませ。

多くの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

2023年8月14日

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